「2回目の車検が近づいてきたけれど、このまま通して乗り続けるか、それとも高く売れる今のうちに乗り換えるか迷っている…」「ディーラーで下取り査定をしてもらったけれど、思っていたより安くてがっかりした」
5年落ち(2021年式)のフリードに乗っているオーナーの多くが、このような悩みに直面します。家族のために大活躍してくれた車だからこそ、手放すのであれば1円でも高く、そして納得のいく形で次の車への資金にしたいですよね。
結論からお伝えすると、5年落ち(2021年式)フリードの買取相場は「110万円〜220万円前後」と、中古車市場において非常に高い価値を保っています。
2021年式はマイナーチェンジを経た「後期型」であり、洗練されたデザインと安全装備(Honda SENSING)が標準となっているため、子育て世代からの需要が絶えません。「まとまった資金を残して乗り換える」という視点では、今が絶好のタイミングと言えます。
まずは、フリードの中でも特に人気の高い代表的なモデルの買取相場を見てみましょう。
▼ 5年落ちフリード(2021年式)人気モデルの買取相場目安
| グレード(代表例) | 乗車定員 | 買取相場 |
|---|---|---|
| G Honda SENSING(ガソリン) | 6人乗り | 135万円〜178万円 |
| HYBRID G Honda SENSING(ハイブリッド) | 6人乗り | 145万円〜195万円 |
| クロスター Honda SENSING(ガソリン) | 6人乗り | 180万円〜230万円 |
「自分のフリードはいくらになるんだろう?」「このまま車検を通したら、2年後はどれくらい価値が下がるの?」と気になった方は、ぜひこの先を読み進めてみてください。
- 5年落ち(2021年式)フリードのグレード別・走行距離別のリアルな買取相場
- 今売るのと、車検を通して7年・10年乗る場合の「値落ち」と「維持費」の比較
- なぜディーラーの下取りは安くなりやすいのか?買取店との差額の仕組み
- フリード特有のプラス査定になるポイント(6人乗り・後席モニター等)と減額を防ぐコツ
- 電話ラッシュを避けて、フリードを最も高く・賢く売却できるおすすめサービス
5年落ちフリード(2021年式)の下取り・買取価格相場表

5年落ち(2021年式)フリードの買取相場は、全体として110万円〜220万円前後で推移しています。
2021年式は、2019年のマイナーチェンジを経た「後期型」です。フロントグリルのデザインが洗練され、安全装備「Honda SENSING」が全車標準装備となっているため、中古車市場での需要は非常に安定しています。2回目の車検を前に「乗り換えか、車検を通すか」を迷うオーナーが多い時期ですが、相場としてはまだ高値がつきやすい好条件の年式です。
(※相場データはMOTA、グーネット買取、ネクステージ等の2026年最新実績を参考に算出。実際の査定額は車両状態や色により変動します。)
ガソリン車(G Honda SENSING等)の買取価格相場
フリードの主力である3列シート・ガソリンモデルの相場です。
| グレード | 乗車定員 | 買取相場 |
|---|---|---|
| G Honda SENSING | 6人乗り | 130万円〜180万円 |
| G Honda SENSING | 7人乗り | 120万円〜165万円 |
| Modulo X Honda SENSING | 6/7人乗り | 160万円〜210万円 |
| 【参考】各グレードの4WD | 6人乗りのみ | 上記+15万円〜20万円 |
なぜ7人乗りより6人乗りの方が高く売れるのか?
フリードの売却において、最も査定額が高くなりやすいのが2列目が独立したキャプテンシートの「6人乗り」です。
新車時の価格差はほとんどありませんが、中古車市場では6人乗りの方が10万円前後高く評価されます。理由は「ウォークスルー」の利便性です。チャイルドシートを設置したままでも3列目にアクセスできる点は、子育て世代の中古車購入者にとって決定的なメリットとなるため、買取店も強気の価格で買い取ります。
ハイブリッド車(HYBRID G等)の買取価格相場
燃費性能に優れた3列シート・ハイブリッドモデルの相場です。
| グレード | 乗車定員 | 買取相場 |
|---|---|---|
| HYBRID G Honda SENSING | 6人乗り | 145万円〜195万円 |
| HYBRID G Honda SENSING | 7人乗り | 135万円〜180万円 |
| HYBRID Modulo X Honda SENSING | 6/7人乗り | 180万円〜220万円 |
| 【参考】各グレードの4WD | 6人乗りのみ | 上記+15万円〜20万円 |
フリードのハイブリッド車はリセールで「元が取れない」
フリード売却時にオーナーが最も落胆しやすいのが、ハイブリッドモデルの査定額です。新車購入時はガソリン車より約40万円高い価格を支払っているはずですが、5年落ち時点での買取価格の差はわずか15万〜20万円程度に縮まっています。
中古車でコンパクトミニバンを探す層は「車両本体の安さ」を最重視するため、価格が跳ね上がるハイブリッドは敬遠されがちです。また、5年・5万kmを超えるとハイブリッドバッテリーの劣化リスクを懸念されることも、価格差が縮まる要因です。
【特筆①】車中泊で大人気「フリード+(5人乗り)」の買取相場
3列目シートをなくし、荷室空間を最大限に広げた「フリード+(プラス)」の相場です。
| グレード | パワートレイン | 買取相場 |
|---|---|---|
| G Honda SENSING | ガソリン | 140万円〜185万円 |
| HYBRID G Honda SENSING | ハイブリッド | 155万円〜200万円 |
コアな需要が価格を押し上げるフリード+
フリード+は、釣りやキャンプ、近年ブームの「車中泊」を楽しむ層から根強い支持を集めており、値崩れしにくいのが特徴です。
フルフラットになるラゲッジスペースはライバルのシエンタ等と比較しても圧倒的に使い勝手が良いため、通常の3列シートモデル(同グレード)よりも数万円〜10万円ほど高い相場で取引されるケースが多く見られます。
【特筆②】SUVテイスト「クロスター」の買取価格相場
2019年に追加された人気グレード「クロスター(CROSSTAR)」の相場です。(※フリード・フリード+共通)
| グレード | パワートレイン | 買取相場 |
|---|---|---|
| クロスター Honda SENSING | ガソリン | 180万円〜230万円 |
| HYBRID クロスター Honda SENSING | ハイブリッド | 190万円〜250万円 |
クロスターがフリードの中で最も高く売れる理由
クロスターはフリードの中で最も高いリセールバリューを誇るグレードの一つです。
専用のフロントグリルやルーフレールなどのSUVテイストが、「いかにもファミリーカー」という外観を避けたいパパ層やアウトドア派に強く支持されています。市場に出回るタマ数もGグレードに比べて少なく希少性があるため、状態が良ければ強気の交渉が可能です。
走行距離別(3万km・5万km・7万km超え)の価格差
ファミリーカーであるフリードは、走行距離と内装のダメージが査定に直結します。
| 走行距離 | 買取相場(全体平均) | 査定への影響 |
|---|---|---|
| 3万km以内 | 160万円〜240万円 | プラス査定(状態良好と判断されやすい) |
| 5万km前後 | 130万円〜190万円 | 標準的(5年落ちの目安となるライン) |
| 7万km超え | 90万円〜140万円 | マイナス査定(過走行気味と見なされ価格が落ちる) |
| 10万km超え | 40万円〜80万円 | 大きな減額(需要はあるため0円にはなりにくい) |
5万kmの壁と「内装のダメージ」による減額リスク
中古車業界には「5万kmの壁」という心理的な基準があり、5万kmを超えると約10万円単位で相場が一段階下がります。
また、ファミリーカー特有の注意点として、走行距離だけでなく「内装の痛み(子供によるシートのシミ、スライドドア内側の蹴り傷、お菓子の食べこぼしの臭い)」が厳しくチェックされます。距離が浅くても内装のダメージが大きいと、5万kmオーバーの車両と同等レベルまで減額されるリスクがある点には注意が必要です。
フリードの現在の買取相場を把握したところで、次は「もっと長く乗った場合」の相場推移を見ていきましょう。
5年落ちフリードと7年・10年落ちの相場比較

5年目(2回目の車検)を前にしたオーナーにとって最大の関心事は、「今売らずに車検を通して乗り続けたら、将来いくらまで価値が下がるのか?」という点です。
フリードの場合、単に年数が経過するだけでなく、過去の「マイナーチェンジ」や「フルモデルチェンジ」のタイミングと重なるため、年式によって査定額に明確な「崖」が存在します。7年落ち(3回目車検)と10年落ちの相場をグレード別に網羅しましたので、現在のお車と照らし合わせてみてください。
7年落ち(2019年式)の相場:価格差を生むマイナーチェンジ
7年落ちとなる2019年式は、フリードにとって10月に大きなマイナーチェンジが行われた境界線の年です。同じ2019年式でも「前期型」か「後期型(現行ルック・クロスター追加)」かで、相場が明確に分かれます。
▼ 7年落ち(2019年式)グレード別買取相場
| ボディ / グレード | 前期型(〜2019年9月) | 後期型(2019年10月〜) |
|---|---|---|
| ガソリン(6/7人乗り) | 80万円〜120万円 | 100万円〜150万円 |
| ハイブリッド(6/7人乗り) | 90万円〜130万円 | 115万円〜165万円 |
| フリード+(ガソリン/HV) | 95万円〜140万円 | 120万円〜175万円 |
| クロスター(ガソリン/HV) | (※設定なし) | 140万円〜190万円 |
| 各グレードの4WD仕様 | 上記+10万円前後 | 上記+15万円前後 |
7年目の車検を通すかどうかの判断基準
表を見ると、5年落ち(110万〜220万円)と比較して、全体的に約30万円〜50万円ほど相場が下落していることが分かります。さらに7年目は、3回目の車検費用だけでなく「タイヤの交換(2セット目)」「ブレーキパッドの摩耗」「バッテリー交換」など、10万円単位の消耗品メンテナンスが重なりやすい時期です。
つまり、今売らずに2年乗り続けると「車の価値低下(約40万円)+維持費(約15万円)」で、実質的に50万円以上の資産が目減りする計算になります。「まとまったお金を残して次期愛車の資金にしたい」のであれば、値落ち幅が大きくなる前の「5年落ち」が最も合理的な売却タイミングと言えます。
10年落ち(2016年式)の相場:初代と2代目の「超えられない壁」
次に、乗り潰す一つの目安となる「10年落ち(2016年式)」の相場です。実は2016年も、9月に初代(GB3/4系)から2代目(GB5〜8系)へのフルモデルチェンジが行われた年であり、どちらの世代かによって買取価格に数十万円の大きな差が生じます。
▼ 10年落ち(2016年式)グレード別買取相場
| ボディ / グレード | 初代・最終型(〜2016年8月) | 2代目・初期型(2016年9月〜) |
|---|---|---|
| ガソリン(6/7人乗り) | 10万円〜30万円 | 50万円〜90万円 |
| ハイブリッド(6/7人乗り) | 5万円〜25万円 | 40万円〜80万円 |
| フリードスパイク / フリード+ | 15万円〜35万円 | 55万円〜100万円 |
| 各グレードの4WD仕様 | 上記+5万円前後 | 上記+10万円前後 |
「10年落ち=価値ゼロ」の誤解とハイブリッドのリスク
ディーラーでは「10年落ちなので下取りはほぼつかないですね」と言われがちですが、それは事実ではありません。特に2代目モデルであれば、10年落ちでも50万円以上の買取価格が十分につきます。「両側スライドドアのコンパクト車」は、免許取り立ての層やセカンドカー需要として、中古車市場で極めて売りやすい鉄板ジャンルだからです。
ただし、ハイブリッド車だけは例外的なリスクがあります。10年・10万kmに近づくと駆動用バッテリーの劣化・故障リスクが高まるため、中古車市場で敬遠されはじめます。
結果として、新車時はハイブリッドの方が高かったにも関わらず、10年落ちになるとガソリン車と価格が逆転する、あるいは同等まで落ち込むケースが多発します。「長く乗り潰す」という視点では、構造がシンプルなガソリン車の方が最終的なリセールは手堅いのが現実です。
年式別の価格推移まとめと乗り換えの目安
ここまでの「5年・7年・10年」の相場推移と維持費のバランスをまとめました。
| 経過年数(目安) | 平均的な買取相場 | 査定額の傾向とオーナーへのアドバイス |
|---|---|---|
| 5年落ち(2021年) | 110万〜220万円 | 【売り時】高年式・現行装備で最も高く売れる。次期車の頭金を最大化できる。 |
| 7年落ち(2019年) | 80万〜190万円 | 【要注意】マイナーチェンジの壁。消耗品交換が重なるため、車検を通すか慎重な判断が必要。 |
| 10年落ち(2016年) | 10万〜100万円 | 【乗り潰し】2代目ならまだ売れるが、HVは急落リスクあり。ここまで乗ったなら13年目まで乗るのも手。 |
フリードはいつ売るのが正解なのか?
中途半端な時期に売るのが一番損をします。「資産価値が高いうちに5年で乗り換える」か、「価値が下がり切る10年〜13年まで徹底的に実用車として使い倒す」か、この両極端な選択が最もコストパフォーマンスに優れます。現在の走行距離や、ご家族の成長(より大きなミニバンが必要になるか等)に合わせて、ご自身の「売り時」を見極めてください。
なぜフリードのディーラー下取りは安い?買取専門店との差額の仕組み

新車の商談時、ディーラーの担当者から提示された下取り額を見て「えっ、5年しか乗ってないのにこれだけ?」とがっかりした経験はないでしょうか。
フリードは中古車市場で非常に人気の高い車種ですが、ディーラーの下取り査定では、その「本当の市場価値」が正確に反映されないケースが多々あります。ここでは、下取りと買取でなぜ価格差が生まれるのか、その仕組みを解説します。
ディーラー下取りが控えめな価格になる3つの理由
ディーラーが悪意を持って安く買い叩いているわけではありません。彼らの本業は「新車を売ること」であり、中古車査定の仕組み自体が保守的にならざるを得ない理由があります。
- 基本となる査定基準が全国一律で保守的
ディーラーは「イエローブック(オートガイド自動車価格月報)」などの統一された基準を元に査定を行います。これは「どんな状態の車でも損をしない安全な基準価格」であるため、現在のリアルタイムな中古車市場の高騰(クロスター人気など)がタイムリーに反映されません。 - 「社外パーツ」や「人気の仕様」が評価されにくい
買取専門店が「6人乗りのキャプテンシートだからプラス10万円」と評価するポイントでも、ディーラーでは単なる「標準仕様の一つ」として扱われ、大きなプラス査定にはなりにくい傾向があります。社外品のフリップダウンモニター等も、純正品以外は評価の対象外になることが多いです。 - 新車値引きと合算されてごまかされやすい
「新車の値引きがこれ以上できないので、下取り額に10万円上乗せしておきますね」という営業トークは定番です。しかし、これは本来もっと高く売れるはずの車の価値を、新車の値引き枠の穴埋めに使われているだけであり、純粋な車の価値(適正価格)が見えなくなってしまいます。
買取専門店がファミリー層向けコンパクトミニバンを高く買える理由
一方、車を買い取って再販することを本業とする買取専門店は、「今の市場でいくらで売れるか」を基準に限界ギリギリの価格を提示できます。
特にフリードのような「両側スライドドアのコンパクトミニバン」は、中古車市場において最も回転率が高い(=仕入れたらすぐに売れる)鉄板ジャンルです。買取店側からすれば「在庫リスクが極めて低い優良商品」であるため、多少無理をしてでも自社で買い取りたいという心理が働き、結果としてディーラー下取りを大きく上回る高値がつきやすくなります。
下取りと買取の差額を具体例で比較(フリードの場合)
実際に、ディーラー下取りと買取専門店ではどの程度の差額が生まれるのでしょうか。2021年式(5年落ち)フリードの実データで比較してみましょう。
▼ 5年落ちフリード(2021年式)下取り・買取の差額比較
| グレード(2021年式) | ディーラー下取り相場 | 買取専門店の相場 | 差額 |
|---|---|---|---|
| G Honda SENSING(6人乗り) | 108万円 | 135万円〜178万円 | 約27万〜70万円 |
| HYBRID G Honda SENSING(6人乗り) | 115万円 | 145万円〜195万円 | 約30万〜80万円 |
| クロスター Honda SENSING | 132万円 | 180万円〜230万円 | 約48万〜98万円 |
※買取相場出典:MOTA買取査定実績、ネクステージ最新相場(2026年3月時点)より算出
ディーラー下取りだけで決めるのは絶対にNG
実データを見ると、グレードによっては下取りと買取で30万円〜50万円以上の圧倒的な差額が生じていることが分かります。特に、市場での人気が高い「クロスター」や「ハイブリッド」ほど、ディーラーの基準価格と現実の市場価値との間に大きなズレが生じます。
「ディーラーは手続きが楽だから」という理由だけで下取りに出してしまうと、知らず知らずのうちに、次期愛車のオプション代や家族旅行に行けるほどの金額(数十万円単位)を損してしまう可能性があります。
このように、売却先によって価格は大きく変わります。では、そもそも「今売るべき」なのか、それとも「車検を通して乗り続けるべき」なのか、次は具体的な維持費シミュレーションを見ていきましょう。
乗り続ける vs 今売る|5年目フリードの維持費シミュレーション

5年目(2回目の車検)のタイミングは、フリードオーナーにとって「売却」か「乗り続ける」かを決断する最大のターニングポイントです。
ここでは、これから発生するリアルな維持費と、車の価値(買取相場)の下落幅を天秤にかけ、「金銭的にどちらが合理的なのか」を客観的にシミュレーションします。
5年目(2回目の車検)以降に発生しやすい維持費・消耗品交換
新車から5年・走行距離5万km前後に達すると、初回の車検(3年目)では交換しなかった「高額な消耗品」の寿命が次々とやってきます。
▼ 5年目以降に見込まれる主なメンテナンス費用(目安)
| 項目 | 費用の目安 | 発生する理由・背景 |
|---|---|---|
| 2回目車検の基本費用 | 8万円〜12万円 | 法定費用+基本整備代(※ディーラー等の場合) |
| タイヤ交換(4本) | 5万円〜8万円 | ミニバンは前輪や外側が摩耗しやすく、5年目で限界を迎えやすい |
| バッテリー交換 | 2万円〜4万円 | アイドリングストップ車やHV用の補機バッテリーは高額 |
| ブレーキパッド交換 | 1.5万円〜2.5万円 | ストップ&ゴーが多い街乗りメインだと5万km前後で寿命 |
5年目の車検は「+10万円」の覚悟が必要
特にファミリー層に多い「週末の買い物や子供の送迎」といったシビアコンディション(短距離走行の繰り返し)では、タイヤやバッテリーの消耗が早まります。そのため、2回目の車検費用は初回車検と比べて10万円近く跳ね上がるケースが珍しくありません。
「今売る」vs「2年後(7年落ち)に売る」差額シミュレーション
では、このまま車検を通して「2年後(7年落ち)」まで乗った場合、手元のお金はどう変化するのでしょうか。前項の相場データを用いてシミュレーションします。
▼ 2年長く乗った場合の「価値の目減り」と「出費」の合算
| 項目 | 金額への影響 |
|---|---|
| 車の価値低下(値落ち) | 約30万円〜40万円ダウン(※5年落ち→7年落ちへの相場下落) |
| 2年分の追加出費 | 約15万円〜20万円(※2回目車検代+タイヤ等の消耗品) |
| 実質的なマイナス額 | 合計 約45万円〜60万円のコスト |
この数字だけを見ると「今すぐ売らないと約50万円も損をする!」と焦るかもしれませんが、それは極端な考え方です。
「2年間の移動価値」はゼロではない
車を維持するための約50万円(月額換算で約2万円強)は、「家族全員でフリードを2年間便利に使い倒すための必要経費」です。
もし今すぐフリードを売って新車のミニバン(ステップワゴンやヴォクシー等)に乗り換える場合、ローンやカーリースで月額4万〜5万円以上の支払いが発生します。そう考えると、「修理箇所がないなら、今のフリードに乗り続ける方が毎月のキャッシュアウト(現金流出)は圧倒的に安く済む」というのも紛れもない事実です。
長く乗り潰す場合のハイブリッド車のメリット
「もう下取り価格は気にせず、壊れるまで乗り潰す」と決めた場合、ハイブリッド車(e:HEVやi-DCD)のオーナーには朗報があります。
通常、ガソリン車は新規登録から13年が経過すると自動車税と重量税が重課(約15%〜39%の増税)されますが、ハイブリッド車はこの13年経過後の重課対象外です。リセールバリューではガソリン車に劣るハイブリッドですが、「長期保有における税金面のランニングコスト」では圧倒的に有利に働くため、長く乗る合理性は十分にあります。
このように、「今売る」のも「乗り続ける」のも、それぞれのライフプランにおいて正解になり得ます。もし「今の価値を知ってから判断したい」という場合は、次に解説する査定基準と高く売るコツをチェックしてみてください。
5年落ちフリードの査定基準と高く売る5つのコツ

5年落ちのフリードを実際に査定に出す際、買取業者が「どこを重点的にチェックしているのか」、そして「どうすれば減額を防ぎ、プラス査定を引き出せるのか」を解説します。
ファミリーカー特有の使われ方をしているからこそ、事前の少しの準備で数万円単位の差が生まれます。
① 6人乗り(キャプテンシート)はプラス査定の王道
2列目が独立した「6人乗り仕様」は、フリードの査定において最大の強みです。
チャイルドシートを設置したままでも3列目へウォークスルーできる利便性が、中古車市場の子育て世代から圧倒的に支持されています。7人乗り(ベンチシート)と比較して10万円前後のプラス査定が期待できる強力な武器となるため、商談時にはこの人気の高さを強気でアピールして問題ありません。
② 純正ナビと後席モニター(フリップダウンモニター)の有無
ファミリーカー特有の評価ポイントとして、「後席モニター(フリップダウンモニター)」の有無が査定額を大きく左右します。
特にホンダ純正(Gathers)の大画面ナビとセットになっている場合、5万円〜8万円以上のプラス査定に繋がるケースが多いです。「子供がおとなしくDVDを見てくれる車」は中古車市場で非常に売りやすいためです。アルパイン等の有名社外モニターも十分な評価対象になるため、取り外さずにそのまま査定に出すのが鉄則です。
③ ファミリーカー特有の内装ダメージ(シートの汚れ・臭い)のケア
フリードの査定で最も手痛い減額を受けやすいのが「内装のダメージ」です。
子供がこぼしたジュースのシミ、スライドドア内側の靴の蹴り跡、砂利、ペットの毛やお菓子の食べこぼしによる臭いなどは、査定員の心証を大きく下げ、「ルームクリーニング費用」として数万円のマイナス評価に直結します。査定前に「フロアマットの下まで掃除機をかける」「内張りの泥汚れを水拭きする」「車内の換気を行う」だけで、このような不要な減額リスクを未然に防ぐことができます。
④ 電動スライドドアの動作確認と外装の小キズ
5年(5万km前後)経過すると、電動パワースライドドアのモーターから異音が出たり、開閉が遅くなったりする初期症状が出始める車両があります。査定員は必ずここをチェックするため、スムーズに動くか事前に確認しておきましょう。
また、バンパーやミラーの小キズ・擦り傷については、「査定前に自費で修理しない」のが中古車売却の絶対ルールです。3万円払ってキズを直しても、査定額が5万円上がることはほぼありません。修理代の元は取れないため、洗車で落ちる汚れだけを落として、キズはそのまま見てもらいましょう。
⑤ 複数の買取業者で比較する(1社の下取りで決めない)
どんなに状態の良いフリードでも、ディーラーの「下取り」や近所の買取店「1社」だけで決めてしまうと、本来の市場価値(最高値)は引き出せません。
必ず「複数の買取専門店」で査定額を競合させることが重要です。ミニバンの買取に強い業者、独自の直販ルートを持つ業者など、それぞれの得意分野や在庫状況によって、フリードの評価額は平気で20万〜30万円変わります。「他社とも比較している」という姿勢を見せるだけで、足元を見られた安い査定額の提示を防ぐことができます。
では、具体的に「どの買取業者に査定を依頼すればいいのか?」について、オーナーの状況別におすすめのサービスを次の項目で紹介します。
5年落ちフリードのおすすめ買取サービス3選

「ディーラー下取りより高く売れるのは分かったけれど、どこに頼めばいいのか分からない」「一括査定の電話ラッシュは絶対に避けたい」という方に向けて、現在の状況に合わせた最適な買取サービスを3つ厳選しました。
それぞれのサービスの特徴に加え、メリットだけでなくデメリットも包み隠さずお伝えしますので、ご自身の希望(価格重視か、手間・安心重視か)に合わせて選んでみてください。
CTN車一括査定(電話ラッシュなしで高額査定を狙いたい人向け)
「少しでも高く売りたいけれど、何十件も電話がかかってくる従来の一括査定は嫌だ」という方に最もおすすめなのがCTN車一括査定です。
- 特徴とフリードオーナーへのメリット
最大の特徴は、独自のシステムであなたのフリードを高く買ってくれる上位3社のみを自動でピックアップし、「最大3社からしか電話がかかってこない」という点です。
また、CTNには「ミニバン専門店」や「ファミリーカー専門店」が多く加盟しています。フリードの強みである6人乗りや後席モニターの価値を正確に評価できる業者とマッチングしやすいため、高額査定を引き出しやすいのが最大のメリットです。 - デメリット(注意点)
電話ラッシュがないとはいえ、最大3社とは直接のやり取り(電話対応、実車査定のスケジュール調整、価格交渉)が発生します。「業者と一切話したくない」「交渉事が極端に苦手」という方には、少々手間に感じるかもしれません。
ユーカーパック(電話を受けたくない・交渉が苦手な人向け)
「小さな子供がいて業者の対応をしている時間がない」「営業マンと価格交渉をする自信がない」という忙しい子育て世代には、オークション形式のユーカーパックが適しています。
- 特徴とフリードオーナーへのメリット
提携ガソリンスタンドや自宅で1回だけ査定を受ければ、その車両データを元に全国の買取店(最大8000社)がネット上で入札してくれます。電話がかかってくるのも、査定に来るのも「ユーカーパックの担当者1名だけ」です。
買取業者と直接顔を合わせないため、強引な営業や「今決めてくれたら〜」といったプレッシャーを受けることなく、自分のペースで売却を進められるのが最大の魅力です。 - デメリット(注意点)
オークション形式という性質上、査定から出品、入札完了、そして売却決定までに「1〜2週間程度の時間」がかかります。「数日以内に車を手放して現金化したい」といった即金性を求める方には不向きです。また、直接の限界交渉ができないため、CTNのような複数社での直接競合に比べると、最高値には一歩届かないケースもあります。
カーネクスト(過走行・傷が多くて他社で0円と言われた人向け)
もしあなたのフリードが「10万kmを大きく超えている」「子供がスライドドアを大きくぶつけて凹んでいる」「ハイブリッドシステムにエラーが出ている」といった状態であれば、カーネクストが最終的な受け皿になります。
- 特徴とフリードオーナーへのメリット
どんなに状態が悪い車でも「原則0円以上での買取」を保証しており、レッカー代や面倒な廃車手続きの代行費用もすべて無料です。他社やディーラーで「処分費用がかかる」と言われたような状態の悪いファミリーカーでも、海外輸出や部品取りのルートを持っているため、数万円の値段をつけて買い取ってくれる可能性があります。 - デメリット(注意点)
あくまで「他社で値段がつかないような車」を買い取ることに長けたサービスです。状態の良い5年落ち・5万km程度のフリードをカーネクスト一択で査定に出すと、本来の相場よりも安い金額での買取となり、損をしてしまうリスクが高いです。他社で納得のいく値段がつかなかった場合の「最後の砦」として利用してください。
【比較表】3社の違いとおすすめの使い分け手順
| サービス名 | 電話の数 | 査定・交渉の手間 | 期待できる買取額 | おすすめのタイプ |
|---|---|---|---|---|
| CTN車一括査定 | 最大3社のみ | 3社と査定・交渉 | ◎(最高値が狙える) | 高く売りたいが電話ラッシュは嫌な人 |
| ユーカーパック | 1社(ユーカーパックのみ) | 1回のみ(交渉なし) | 〇(相場以上は期待できる) | 業者対応が面倒・交渉が苦手な人 |
| カーネクスト | 1社のみ | 査定なし(原則電話のみ) | △(状態が悪い車向け) | 他社で0円・廃車と言われた人 |
後悔しないための売却手順(おすすめの流れ)
まずは、最も高値が期待できる「CTN車一括査定」で3社の査定額を比較するのが最も合理的な手順です。
もし「どうしても業者と直接話すのが億劫だ」と感じる場合は、1回の対応で済む「ユーカーパック」を利用しましょう。そして万が一、修復歴や過度なダメージで他社で値段がつかなかった場合のみ、「カーネクスト」に相談するという流れが、フリードを最も賢く・ストレスなく手放すコツです。
フリードの買取・下取りに関するよくある質問

5年落ちフリードの売却に向けて、オーナーからよく寄せられる疑問に簡潔にお答えします。
- ローンが残っているフリードでも売却できますか?
-
はい、売却可能です
買取額がローン残高を上回れば差額が現金で受け取れ、下回る場合は不足分を一括清算するか、新たなローンに組み替える手続きを買取店が代行してくれます。
- ガソリン車とハイブリッド車、どちらがリセールが良いですか?
-
ガソリン車の方がリセールバリュー(残価率)は優秀です
ハイブリッド車は買取額自体は高いものの、新車時の価格差を埋めきれず、実質的な値落ち幅はガソリン車よりも大きくなるのが現実です。
- スライドドアに擦り傷がありますが、修理してから査定に出すべきですか?
-
いいえ、修理せずそのまま査定に出してください
板金修理に数万円かけても、査定額がそれ以上アップすることはなく、かえって修理代の分だけ損をしてしまうためです。
- 車検が切れる直前ですが、買取価格に影響はありますか?
-
いいえ、影響は少ないです
車検の残り期間が少なくても買取価格に悪影響はほとんどありません。
車検を通してから売っても車検代の元は取れないため、車検が切れる前に現状のまま売却するのが最もお得です。 - カスタムパーツ(無限パーツ等)はプラス査定になりますか?
-
はい、なります
ホンダ純正オプションや無限(MUGEN)パーツであればプラス査定になります。特にエアロパーツやアルミホイールは需要がありますが、社外品の奇抜なカスタムはファミリー層に敬遠され減額対象になることもあるため、純正部品があれば必ず一緒に提示しましょう。
- 4WDモデルは雪国以外でも高く売れますか?
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はい、雪国以外でも高く売れます
フリードの4WDは中古車市場全体で流通台数が少なく希少価値があるため、全国どこで査定に出しても2WDモデルより10万円〜15万円ほど高い相場で取引されます。
- 買取店に査定してもらう前にやっておくべきことはありますか?
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はい、事前の洗車と車内の徹底的な掃除を行ってください
特にファミリーカー特有のお菓子の食べこぼしや泥汚れ、シートの臭いを落としておくことで、査定員の心証が良くなり「大切に乗られていた車」として不要な減額を防ぐことができます。
疑問や不安は解消されましたでしょうか。事前知識をしっかりと持ち、納得のいく条件で愛車を手放せるように準備を進めてください。
5年落ちフリードはまだ高く売れる!損をしないための売却手順

5年落ち(2021年式)フリードは、マイナーチェンジを経た後期型であり、ファミリー層からの絶大な需要に支えられ、110万〜220万円前後という非常に高い買取相場を維持しています。
一方で、これから7年目・10年目と乗り続ける場合、タイヤやバッテリーなどの消耗品交換が重なるだけでなく、過去のフルモデルチェンジの壁によって査定額が一段階大きく下落するタイミングを迎えます。「まとまった資金を得て次期車に乗り換える」のか、「価値が落ち切るまで実用車として使い倒す」のか、ご自身のライフプランに合わせて最適な選択をしてください。
本記事の重要なポイントを10項目でおさらいします。
- 5年落ちフリードの全体的な買取相場は110万〜220万円前後
- 7人乗りよりも「6人乗り(キャプテンシート)」の方が約10万円高く評価される
- ハイブリッド車は新車時の価格差ほどリセールが伸びず、実質的な値落ち幅が大きい
- SUVテイストの「クロスター」がフリードの中で最も高く売れる特筆グレード
- 2列シートの「フリード+」は車中泊需要により値崩れしにくい
- 走行距離「5万km」を超えると、約10万円単位で相場が下がりやすくなる
- 7年目まで乗り続けると、維持費と値落ちの合算で実質50万円以上の目減りリスクがある
- ディーラー下取りは保守的な基準のため、買取専門店より30万〜50万円安くなることがある
- 純正ナビや後席モニター(フリップダウンモニター)は確実なプラス査定になる
- ファミリーカー特有の内装の汚れや臭いは、事前の掃除で不要な減額を防ぐことができる
今の車の正確な価値を知ることは、今後の家計やライフプランを立てるための第一歩です。
今すぐ手放すか迷っている場合でも、まずは優良業者とマッチングできる「CTN車一括査定」などの負担が少ないサービスを利用して、現状のリアルな資産価値を把握しておくことをおすすめします。
本記事が、大切に乗ってきたフリードの今後を決めるための、納得のいく判断材料となれば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

