新車の商談で「ヴェゼルの下取りは○○万円」と提示され、その額が高いのか安いのか判断できずに迷っている方も多いのでは無いでしょうか?
高く売りたいなら、一括査定サービスで複数の業者の査定額を並べるのが最も確実です。
ディーラー下取りや1社のみでの査定では損をする可能性が高いです。
まずはヴェゼルの大まかな買取相場をご確認下さい。
【早見表】ヴェゼルの買取相場(2026年・1〜13年落ちの年式別)
| 経過年数(年式) | 買取相場の幅 | 中央値の目安 |
|---|---|---|
| 1年落ち(2025年式) | 190万〜290万円 | 233万円 |
| 3年落ち(2023年式) | 160万〜320万円 | 206万円 |
| 4年落ち(2022年式) | 150万〜290万円 | 191万円 |
| 5年落ち(2021年式)2代目RV・4月以降の登録 | 140万〜290万円 | 193万円 |
| 5年落ち(2021年式)初代RU・1〜3月の登録 | 100万〜170万円 | 135万円 |
| 6年落ち(2020年式) | 105万〜210万円 | 129万円 |
| 7年落ち(2019年式) | 85万〜180万円 | 127万円 |
| 10年落ち(2016年式) | 60万〜140万円 | 75万円 |
| 13年落ち(2013年式) | 30万〜95万円 | 56万円 |
同じ年式でも上限と下限で100万円以上ひらく年があり、ヴェゼルは車両ごとの差が特に出やすい車です。
だからこそ、ディーラー下取りや1社のみの査定では決めずに複数の業者の査定を確認する事が大事。
この記事では5・7・10など節目の年ごとの実取引額、初代と2代目で分かれる査定、下取りとの差額、そして輸出需要が動かす売り時まで、ヴェゼルを手放すときに手取りを左右する情報をまとめました。
この記事を読んでわかること
- 2021年式(5年落ち)の買取相場——グレード別・走行距離別に買取実績から裏取りした金額
- 3年・7年・10年・13年落ちの節目ごとの相場と、何年目に大きな段差が来るか
- 初代RUと2代目RVの見分け方と、世代で70万円ひらく相場差
- i-DCD(7速DCT)のリコール歴と、e:HEVバッテリー保証の切れ目が査定に及ぼす影響
- 輸出の制度がガソリンとハイブリッドの序列を入れ替えている理由と、2026年に入って変わった前提
- 下取りが買取より20万〜30万円安くなる理由と、グレード別の差額シミュレーション
- 2回目の車検を通すか今売るかの損益分岐と、状態に合った買取サービスの選び方
※本記事の買取相場・業者情報は2026年10月時点の調査に基づきます。
「目的別!ヴェゼルの車買取サービス3選」へ飛べます。ヴェゼルは初代i-DCDか2代目e:HEVかで向く売り先が変わるため、世代と走行距離から3社を選び分けられるようまとめました。
ヴェゼルの年式別買取相場|3・5・7・10・13年落ち【グレード・走行距離別】

ヴェゼルの買取相場は世代で分けると見え方が変わります。2代目にあたる3年落ちが206万円、5年落ち(2021年4月以降の登録)が193万円。初代へ切り替わる5年落ち(2021年1〜3月の登録)は135万円で、以降は7年落ち127万円、10年落ち75万円、13年落ち56万円が中央値の目安です。
これはグレードを絞らずにならした真ん中の値なので、条件がそろえば上はもっと伸びます。ネクステージが2026年8月に買い取った実績では、3年落ちで318.8万円、5年落ちの2代目で288.8万円という金額が公開されています。
いずれも走行3万km台で、色は定番のホワイト。同じ年式でも中央値の1.5倍が出ることがあるということです。
年式を1行にまとめている相場サイトが多いなかで、5年落ちだけを2行に分けているのには理由があります。2021年式は初代と2代目が同居する年で、1本にならした数字はどちらの車の値段でもなくなるからです。
また、年式別の相場表を出しているサイトには、実際に売れた金額ではなく販売中の在庫や査定シミュレーションから逆算した数字を載せているものがあり、そちらは高めに出ます。本記事は買取実績ベースの数字を軸に組み直しました。
ヴェゼル3年落ち(2023年式)の買取相場

3年落ち(2023年式)ヴェゼルは、買い取られた金額の真ん中が206万円、幅は160万〜320万円です。幅の上にある320万円はネクステージが2026年8月に買い取ったガソリンGの318.8万円で、走行8千kmという条件つきですが、新車価格240.0万円を上回って値が付いた実例です。
2023年式はすべて2代目(RV系)で、初代が混ざる5年落ちと違って数字がぶれません。ハイブリッドのe:HEVに加え、この年式にはガソリンのGも残っています。
落ちにくいのはe:HEV Zと最上位のe:HEV PLaYで、ネクステージの実績でも走行3万km以下の車両が249万〜277万円で買い取られています。20台のうち16台がe:HEV Zで、玉数が多いぶん業者間の競争も働きやすいグレードです。
| 調査元 | 2023年式の買取相場 | その数字の性格 |
|---|---|---|
| カーセンサー買取 | 160.4万〜252.4万円(平均188.4万円) | 掲載物件から集計した成約帯 |
| ガリバー221616.com | 当月参考205.8万円(過去6か月は130.2万〜286.1万円) | 自社が査定した実績 |
| ネクステージ買取実績 | 直近20台で228.8万〜318.8万円(中央値263.1万円) | 実際に買い取った20台の金額 |
同じ3年落ちを調べているのに、サイトによって70万円も違う。そう感じた方も多いはずです。
この開きは集計方法の違いから来ています。掲載物件ベースは販売価格の側から、査定実績ベースは買い取った金額の側から数字を作るため、後者のほうが手取りに近くなります。
だから、ネットで見た数字より提示額が低くても、それが即「安く買い叩かれた」とは限りません。判断材料になるのは他社の提示額だけです。
一方で、e:HEV Zでも走行5万kmに近づくと上限から20万円ほど下がるため、距離が伸びる前が売り時です。
ヴェゼル5年落ち(2021年式)の買取相場【主題・初代と2代目の混在年】

5年落ち(2021年式)のヴェゼルは、世代で分けると2つの相場が並びます。2021年4月以降に登録された2代目RVが中央値193万円・幅140万〜290万円、2021年1〜3月に登録された初代RU後期は中央値135万円・幅100万〜170万円です。
年式別の相場を出しているサイトはこの2つをならして169万〜173万円と表示しますが、それはどちらの車の値段でもありません。同じ「2021年式ヴェゼル」でも、中央値どうしで約70万円ひらきます。
ガリバーの査定実績で見ると、同じ2021年式の下限が87.8万円、上限が274.1万円と3倍の開きがあります。理由は、2021年式が初代RU後期(〜2021年3月・i-DCDハイブリッド)と2代目RV初期(2021年4月〜・e:HEV)が入り混じる世代切替年だからです。
| 世代(2021年式) | 買取相場の幅 | 中央値の目安 |
|---|---|---|
| 2代目RV・2021年4月以降の登録 | 140万〜290万円 | 193万円 |
| 初代RU後期・2021年1〜3月の登録 | 100万〜170万円 | 135万円 |
2つの行を分ける境目は、登録が2021年3月までか4月からかという一点だけです。走行距離もグレードも関係なく、ここで見る相場そのものが変わります。
ご自身がどちらかを確かめないまま査定に出すと、初代の物差しで見積もられた金額を2代目の相場だと思って受け取ってしまう、あるいはその逆が起きます。申込フォームに登録年だけでなく登録月まで書き添えるのは、この取り違えを防ぐためです。
次に、グレードごとにいくらの帯へ入るのかを見ていきましょう。
| グレード(2021年式) | 世代 | 買取相場の目安 |
|---|---|---|
| G(ガソリン・新車価格227.9万円) | 2代目RV | 248万〜289万円 |
| e:HEV PLaY(最上位) | 2代目RV | 209万〜279万円 |
| e:HEV Z(量販上位) | 2代目RV | 228万〜249万円 |
| HYBRID RS・Honda SENSING | 初代RU | 124万〜156万円 |
| HYBRID Z・Honda SENSING | 初代RU | 112万〜160万円 |
| HYBRID X・Honda SENSING | 初代RU | 100万〜139万円 |
表の一番上と一番下で180万円以上ひらいています。どちらも登録は2021年、車検証に書かれた年式は同じです。
つまりヴェゼルの2021年式は、年式より先に「1〜3月か、4月以降か」で値段が決まります。
査定を高く付けてもらえるのは、プラチナホワイト・パールやプレミアムクリスタルレッドで、e:HEV Z以上、走行3万km以下、整備記録簿が残っていて禁煙という条件がそろった車両です。
逆に初代後期のi-DCD車で走行7万km超に喫煙臭や修復歴が重なると、同じ2021年式でも100万円前後は安くなります。ここまでの差が同じ年式のなかで生まれるのは、ヴェゼルでは登録月が世代の境目になっているからです。
次に走行距離です。5年落ちの標準は4万〜6万kmですが、距離が金額に響く度合いはハイブリッドとガソリンで違います。
| 走行距離(2021年式) | ハイブリッド | ガソリン |
|---|---|---|
| 〜4万km | 210万円 | 228万円 |
| 〜6万km | 195万円 | 222万円 |
| 〜8万km | 164万円 | 216万円 |
| 10万km超 | 138万円 | 192万円 |
年1万kmペースで乗ってきたなら5年で5万km前後。ハイブリッドなら195万円前後、ガソリンなら222万円前後の帯に残ります。
ただ、通勤やレジャーで距離が伸びがちだと、5年目ですでに7万km台に差しかかっている方も少なくありません。
1万kmごとに階段状に下がっていくなかで、ヴェゼルで特に意識したいのは10万kmの大台です。
ここを超えると国内販売中心の業者では値が伸びにくくなる一方、輸出ルートを持つ業者なら評価の付け方が変わります。
2021年式ヴェゼルは世代でどう分かれた?ネクステージの買取実績20台
ここまでは相場の話でしたが、実際に買い取られた金額を並べると、2021年式の世代差はもっとはっきり出ます。ネクステージが公開している直近20台は、すべて2026年8月に査定されたものです。
| グレード(世代) | 走行距離 | 買取価格 |
|---|---|---|
| G(2代目・ガソリン) | 3.2万km | 288.8万円 |
| e:HEV PLaY(2代目) | 3.0万km | 278.8万円 |
| e:HEV Z(2代目) | 2.4万km | 249.3万円 |
| X・ホンダセンシング(初代・ガソリン) | 2.5万km | 234.9万円 |
| e:HEV Z(2代目) | 4.9万km | 229.3万円 |
| e:HEV PLaY(2代目) | 4.0万km | 208.8万円 |
20台のうち19台が2代目で、初代は1台だけです。しかもその1台はガソリンのX・ホンダセンシングで、2代目のe:HEV Zと同じ帯に入っています。
初代のハイブリッドは、20台に1台も出てきません。
買取店が自社の店頭で売る前提で仕入れているのは2代目と初代のガソリンで、初代のi-DCDハイブリッドはそこに入っていないということです。値が付かないから並ばないのではなく、別のルートへ流れています。行き先は輸出で、その仕組みは次のH2で説明します。
だから初代のハイブリッドに乗っている方は、国内で売る業者だけを3社並べても本当の上限が出てきません。逆に2代目なら、玉数の多いe:HEV Zほど業者間の競争が働きます。
2021年式は初代と2代目で査定の出方がまるで違う年です。自分の登録月を伝えたうえで数社に当てたい方は、>>こちらの3社を目的別に見比べてみて下さい。
ヴェゼル7年落ち(2019年式)の買取相場|初代RU後期

7年落ち(2019年式)ヴェゼルは、中央値が127万円、幅は85万〜180万円です。2019年式はすべて初代RU後期にあたり、2018年2月のマイナーチェンジ後なのでHonda SENSINGが全車標準。安全装備での減点がありません。
幅の上にある180万円は、ネクステージが2026年8月に買い取ったガソリンのX・ホンダセンシング(4.9万km)の181.1万円です。同じ2019年式でもハイブリッドZの6.1万km走行が99.5万円だったので、7年落ちは年式ではなく中身で金額が分かれる段階に入っています。
初代どうしで並べると6年落ちの129万円からほぼ横ばいで、7年目に一段落ちるという動きはしていません。100万円台を保っているのは、コンパクトSUVの国内需要と海外の引き合いが両方あるためです。
| 走行距離(2019年式) | ハイブリッド | ガソリン |
|---|---|---|
| 〜4万km | 136万円 | 160万円 |
| 〜6万km | 128万円 | 153万円 |
| 〜8万km | 122万円 | 143万円 |
| 10万km超 | 103万円 | 124万円 |
同じ7年落ちでも、ハイブリッドとガソリンで30万円前後ひらいています。
7年経ったハイブリッドはi-DCDの状態を読みにくく、買い手が修理のリスクを織り込むぶん引かれます。ガソリンにはその不確かさがないので、距離が伸びても評価が落ちにくいわけです。
逆に10万km超になると国内で売る前提の業者が降り、輸出を持つ業者だけが残ります。
2018年2月以降の後期型は加速フィールも改善されており、前期型より査定で明確に上に出ます。走行8万kmを越えると上限が一段下がるので、このラインが近い方は車検を待たず動くのが有利です。
ヴェゼル10年落ち(2016年式)の買取相場|初代RU前期

10年落ち(2016年式)ヴェゼルは、中央値が75万円、幅は60万〜140万円です。2016年式は初代RU前期で、10年・10万kmはi-DCDのバッテリーやクラッチが話題に上り始める節目にあたります。
幅の広さがこの年式の特徴です。ネクステージが2026年8月に買い取った20台を見ると、走行7.0万kmのハイブリッドZ・ホンダセンシングが138.7万円だった一方で、14.5万km走行の同じグレードは29.7万円。10年落ちは同じグレードでも4倍以上ひらきます。
それでも二桁万円台を保っているのは、この年代の初代がそのまま海外へ流れていく受け皿を持っているからです。
| グレード・走行距離(2016年式) | 買取価格の実績 |
|---|---|
| ハイブリッドZ・ホンダセンシング/5万〜7万km | 134万〜139万円 |
| ハイブリッドX系/5万〜9万km | 56万〜80万円 |
| ハイブリッドZ系/9万〜12万km | 55万〜92万円 |
| 12万km超 | 30万〜57万円 |
走行距離が10万kmに近づくと、i-DCDはバッテリーとクラッチ、ガソリンはCVTのフィール低下が査定で見られます。
この大台をまたいだ瞬間から、業者は「あとどれだけ手を入れる必要があるか」を織り込んで金額を下げてきます。
低走行で白系、後期顔への変更をしていないオリジナルのままの車なら、平均より上も狙えます。国内販売中心の業者では伸びにくいので、輸出に対応した業者を混ぜて比べると差が出ます。
ヴェゼル13年落ち(2013年式)の買取相場|初代最初期でも値が付く理由

13年落ち(2013年式)ヴェゼルは、中央値が56万円、幅は30万〜95万円です。2013年式は2013年12月発売の初代RU最初期で、ハイブリッドX系が中心になります。
ここで押さえておきたいのが、2013年式そのものが極端に少ないという点です。ソコカラが集計している流通台数は2013年式がハイブリッド69台・ガソリン3台なのに対し、2014年式はハイブリッドだけで3,175台。発売が12月だったので、2013年式は実質1か月ぶんしか存在しません。
台数が少ないぶん相場サイトごとの数字も割れやすく、下の3つを並べると倍以上ひらきます。
13年・10万km超でも値が消えないのは、国内で買い手が付かなくなった後に海外へ渡る道が残っているからです。
| 調査元 | 2013年式の買取相場 | その数字の性格 |
|---|---|---|
| カーセンサー買取 | 51.9万〜88.3万円(平均70.2万円) | 掲載物件から集計した成約帯 |
| ガリバー221616.com | 当月参考36.4万円(過去6か月は21.0万〜67.5万円) | 自社が査定した実績 |
| ネクステージ買取実績 | 直近18台で27.9万〜97.1万円(中央値56.2万円) | 実際に買い取った18台の金額 |
13年落ちのヴェゼルで金額を分けるのは、走行距離と修復歴、そしてどの販路へ売るかの3点です。
国内で次の買い手を探す前提の業者なら「うちでは値段が付きません」で話が終わります。輸出の販路を持つ業者に同じ車を見せると、数万円から数十万円の数字が返ってきます。
ガソリン車(RU1/RU2)は13年経過で自動車税と重量税が重課されるため、車検を通して持ち続けるより早めに手放す方が向いています。
初代最初期でも海外に受け皿があるので、国内の1社に断られただけで諦めるのは早いです。輸出ルートを持つ業者の当たり方は>>こちらで確認できます。
節目ごとの金額を掴んだら、次はどの年で大きな段差が来るのかを見ておきましょう。
ヴェゼルは何年目で大きく下がる?年式ごとの下げ幅と売り時

ヴェゼルの中央値を年ごとに並べると、1年あたりの下げ幅は2代目の側で約15万円、初代の側で約17万円と、ほとんど変わりません。飛び抜けているのは5年落ちから6年落ちの44万円だけです。
ただしこの44万円は、1年で44万円下がるという意味ではありません。2020年式には2代目が存在せず、行が初代だけになるために生まれた段差だからです。
つまりヴェゼルは「何年目まで待つか」で売り時を決めると読み違えます。意識すべき節目は世代ごとに別で、2代目なら走行10万kmと駆動用バッテリーの特別保証、初代ならガソリン車の13年重課と、輸出の年式枠から外れる時期です。
| 経過年数(年式) | 中央値の目安 | 前年からの下げ幅 |
|---|---|---|
| 3年落ち(2023年式) | 206万円 | 年平均で約14万円 |
| 4年落ち(2022年式) | 191万円 | 約15万円 |
| 5年落ち(2021年式) | 173万円 | 約18万円 |
| 6年落ち(2020年式) | 129万円 | 約44万円 |
| 7年落ち(2019年式) | 127万円 | 約2万円 |
表の1行下へ移るだけでなぜここまで変わるのか。理由は、その行が指している車が別物になるからです。
2020年式より前は完全に初代RU系で、2代目e:HEVに乗っている評価の上乗せがそこで消えるためです。
言い換えると、2021年式は2代目が入っている最も古い年式帯です。表の上でその1行下へ移ると、並んでいる車が丸ごと初代に入れ替わり、業者の見る物差しも初代のものになります。
だから、ヴェゼルは経過年数そのものより、初代か2代目かのほうが金額に強く出ます。
5年落ちのうちは、買取の実績で見るかぎり数か月待っても大きくは動きません。ガリバーの月次でも2021年式は5月の173.7万円から8月の173.3万円とほぼ横ばいです。
ただし走行10万kmの段差が近い車と、初代RU後期のi-DCD車は別で、待つあいだに距離と輸出の枠の両方で削られます。
ご自身の走行距離と登録月を確かめて、自分の車の金額を動かす節目がいつ来るのかを先に押さえておくのが要点です。
その節目が来る前に一度査定を取っておけば、待つか売るかを数字で決められます。
【世代切替】ヴェゼル5年落ちは初代RU・2代目RVの端境期|型式の見分け方と世代別相場差

ヴェゼル5年落ち(2021年式)は、初代RU後期(i-DCDハイブリッド)と2代目RV初期(e:HEV)が混在する稀有な年式です。
2021年1〜3月の登録なら初代、4月以降なら2代目という分かれ目があり、中央値どうしで70万円ほど変わります。
それぞれの特徴と、自分の車が3倍の開きのどこに入るのか、そして1分で見分ける方法を順に見ていきます。
初代RU(i-DCDハイブリッド)の特徴と査定の見られ方
初代RU系は2013年12月から2021年3月まで販売されたモデルで、ハイブリッドはSPORT HYBRID i-DCD(1.5L+7速DCT)を搭載します。
型式はガソリンがRU1(FF)・RU2(4WD)、ハイブリッドがRU3(FF)・RU4(4WD)です。2018年2月のマイナーチェンジでHonda SENSINGが全車標準になり、後期型は査定で有利になります。
初代ハイブリッドで金額を左右する最大の要因は、i-DCD(7速DCT)がどんな状態かという一点にあります。
i-DCDは2014年2月10日に、発進不良を理由とするリコールが届け出されています。対象はフィットと合わせて8万1,353台。うちヴェゼルのハイブリッドが1万424台(2013年7月〜2014年2月製造分)でした。
このリコールは単発ではなく、2013年10月から2014年10月にかけて短い間隔で複数回に及んでいます。そのため中古市場ではDCTのジャダー(変速時の振動)やクラッチの摩耗、対策実施の有無がそのまま金額に反映されます。
自分の車が対象かどうかと対策済みかは、国土交通省のリコール検索や、ホンダのサイトで車台番号を入力すれば確認できます。整備記録簿と一緒に提示できる形にしておくと、査定でリスク分を引かれずに済みます。
もうひとつ、初代で見落とされやすいのが2016年2月に追加されたHYBRID RSです。
パフォーマンスダンパーと可変ステアリングギアレシオ、RS専用の18インチアルミとフロントグリルが付く上級スポーツ仕様で、同じ初代でも標準のHYBRID Zより査定が上に出ます。
グレード名を「ハイブリッド」とだけ伝えると標準グレードで見積もられるので、RSに乗っている方は必ず正式名称で申告して下さい。
なおガソリンのRU1/RU2はこの持病を持たないため、走行が伸びていても評価は落ちにくい傾向があります。
2代目RV(e:HEV)の特徴と買い手
2代目RV系は2021年4月から現行まで販売されているモデルで、ハイブリッドはe:HEV(1.5L+2モーター)に刷新されました。
i-DCD特有の変速ショックがなくなり、燃費と静粛性も上がったため、中古市場での評価は初代より一段高くなっています。
2代目で人気が高いのはe:HEV Zと最上位のe:HEV PLaY。
次に乗るのが燃費と最新の安全装備を求める層なので、白・黒・プレミアムクリスタルレッドといった定番色が好まれます。
e:HEVの駆動用バッテリーは新車登録から5年、または走行10万kmまでが特別保証の範囲です(Honda公式)。2021年式はちょうどその期限を迎える年式にあたります。
保証の残りや点検の記録が示せると、バッテリーへの不安が薄まって加点につながります。
なお2代目にも改善対策が出ています。パワーテールゲート装備車のボディコントロールモジュールで、長期間駐車するとバッテリーが上がるおそれがあるというもので、対策済みかどうかを整備記録で示せると余計な確認を挟まれずに済みます。
同じ2021年式で88万円と274万円|3倍の開きは何で決まるのか
ガリバーが公開している過去6か月の査定実績では、2021年式ヴェゼルの下限が87.8万円、上限が274.1万円。3倍の開きは、世代・グレード・走行距離の3つがどう重なるかで決まります。
88万円の側に来るのは、初代後期のi-DCDハイブリッドで走行が7万kmを超え、リコール対策の記録も残っていない車両です。
274万円の側は2代目のe:HEV PLaYで走行2万km台、定番色でパノラマルーフ付き。ネクステージの実績でも、2.6万km走行のe:HEV PLaYが275.8万円で買い取られています。ここまでそろうと国内の指名買いに加えて海外からの引き合いも重なります。
大事なのは、この3要素のうち今から変えられるものが一つも無いという点です。
世代とグレードは動かせず、走行距離は乗るほど増えるだけ。つまりヴェゼルで手取りを増やす余地は、条件を良くすることではなく、いまの条件を一番高く評価する業者を見つける側にしかありません。
下限に近い車ほどこの差は大きく出ます。106万円の車両を国内販売しか見ない業者に出せばさらに削られますが、輸出を持つ業者なら同じ車に別の値が付きます。
自分のヴェゼルはどっち?型式・グレード名の見分け方
自分の車が初代か2代目かは、車検証の「型式」欄を見れば一発で分かります。RU1〜RU4なら初代、RV3〜RV6なら2代目です。
型式を見なくても、グレード名でも判別できます。
| 世代 | 型式・ハイブリッド方式 | グレード名の特徴 |
|---|---|---|
| 初代RU(2013〜2021年3月) | RU1/RU2/RU3/RU4・i-DCD(7速DCT) | HYBRID Z・HYBRID X・ツーリング等 |
| 2代目RV(2021年4月〜) | RV3/RV4/RV5/RV6・e:HEV(2モーター) | e:HEV Z・e:HEV PLaY・G 等 |
2021年式で自分の車が2代目(RV系)だと分かれば、それだけで初代より高値を狙える根拠になります。
査定の申込時に「2021年4月以降登録の2代目e:HEV」と書き添えておけば、世代の評価を取りこぼされません。
初代後期(2021年1〜3月登録)だった場合は、i-DCDの対策歴と整備記録を添えることで減額幅を抑えられます。世代を見分けたら、次はヴェゼルの相場を外から動かしている輸出の話へ進みます。
ヴェゼルの相場は輸出の年式枠で決まる|1.5Lガソリンだけが残ったロシアと、3年枠のスリランカ
ヴェゼルの買取価格は、国内の人気だけで決まっているわけではありません。グレードごとの値段の並びが逆転するほど、海外の引き合いがそのまま値段を押し上げている車です。
そして押し上げているのは需要の量というより、輸出先ごとに決まっている制度の線引きです。ヴェゼルは排気量でも年式でも、ちょうどその線をまたぐ位置にいます。
自分の車がどの枠に入っているかで、下支えの強さも、いつまで続くかも変わります。
| 世代・年式 | 主な行き先と条件 | 枠から外れる時期 |
|---|---|---|
| 2代目e:HEV(2023年式・3年落ち) | スリランカ/製造から3年以内 | 2026年のうちに外れる |
| ガソリンG・X(1.5L) | ロシア/1,900cc以下で禁輸の対象外 | 年式の期限はなし |
| 初代i-DCD(2019年式・7年落ち) | ケニア/初回登録から8年未満 | 2027年に外れる |
| 初代i-DCD(2016年式以前) | 年式規制のない国 | ー |
この表がそのまま、ガソリンとハイブリッドで値段の順番が入れ替わる理由になっています。順に中身を見ていきます。
ガソリンが上位ハイブリッドを超える理由|ロシアの線引きが1,900ccとハイブリッドだから
ヴェゼルのガソリンGは、装備で見ればe:HEV Xと同じ位置のベーシックグレードです。それなのにネクステージが2026年8月に買い取った2021年式では、Gの3.2万km走行が288.8万円で、最上位のe:HEV PLaYの278.8万円を上回りました。
理由は輸出の線引きにあります。日本は2023年8月から、ロシア向けの輸出を2つの条件で止めています。ひとつはガソリン車とディーゼル車のうち1,900ccを超えるもの、もうひとつは電動化された車、つまりハイブリッド車とプラグインハイブリッド車、電気自動車で、こちらに排気量の条件はありません。
ヴェゼルの排気量は1.5Lです。つまりガソリンのGやXは1,900ccの線の内側にいて輸出でき、e:HEVもi-DCDも「ハイブリッドである」という一点だけでロシアへ行けません。装備でも人気でもなく、行き先があるかないかがそのまま値段の順番になっているわけです。
残価率にすると、2021年式Gの実例247.7万〜288.8万円は新車価格227.9万円に対して109〜127%。買った額を上回る水準がまだ残っています。
ただし高さは以前ほどではありません。業者オークションの落札を追う専門メディアの集計では、ガソリンGの残価率は2026年1月の110%が直近のピークで、いまは99%まで下がっています。別の集計でも令和4年式のGは129%で、かつて記録された139%からは10ポイント以上落ちました。
つまりガソリンに乗っている方の今の高値は、車そのものの評価というより外から吹いている風によるものです。風向きが変われば、装備なりの位置へ戻っていきます。
2024年4月の改良でガソリンは4WDのみの設定になり、現行で唯一のガソリン車という希少さは残ります。それでも、いま提示されている額が高止まりの終盤である可能性は頭に入れておいて下さい。
スリランカの3年枠とケニアの8年枠|自分の年式がどちらに入るかで下値が変わる
ハイブリッドのほうは、スリランカが最大の受け皿です。ただし同国の年式規制は製造から3年以内で、船積みの日を基準に1か月でも超えると通せません。
つまりスリランカ向けの引き合いを受けられるのは、2023年式あたりまでの2代目e:HEVです。好まれるのはパノラマルーフ付きの上級グレードで、色はホワイトパールが筆頭。ここが国内の指名買いと重なるため、条件のそろった車は国内外の両方から札が入ります。
逆に言えば、3年落ちのe:HEVはこの枠にいられる最後の年式帯です。1年待てば枠の外に出て、国内の需要だけで値段が決まるようになります。
そのスリランカも2026年に入って条件が変わりました。同国は外貨の流出を抑えるため2020年から自動車の輸入を止めており、2025年2月に約5年ぶりで再開したところです。
ところが2026年5月、車両の輸入関税に50%のサーチャージが上乗せされました。当初は3か月ほどの措置とされていましたが、適用は2026年12月31日まで延長されています(ジェトロ)。
業者オークションを追う専門メディアは、この導入以降ハイブリッドの買いが弱まって相場が調整に入り、ガソリンも6月後半をピークに下落へ転じたと記録しています。
では買取の現場はどうかというと、こちらはまだ大きく崩れていません。
| 年式 | 2026年5月 | 2026年8月 |
|---|---|---|
| 3年落ち(2023年式) | 200.5万円 | 205.8万円 |
| 5年落ち(2021年式) | 173.7万円 | 173.3万円 |
| 10年落ち(2016年式) | 70.5万円 | 67.8万円 |
| 13年落ち(2013年式) | 37.1万円 | 36.4万円 |
言い換えると、いま提示されている額は下げが織り込まれる前の水準である可能性があります。ハイブリッドの売却を考えているなら、この時間差があるうちに動くほうが有利です。
もう一方のケニアは、初回登録から8年未満という条件です。2026年の時点で入れるのは2018年式以降なので、7年落ちの2019年式はぎりぎり枠の中、10年落ちや13年落ちはすでに外れています。
2019年式のヴェゼルは、来年になるとこの8年枠から出ます。7年落ちで100万円台を保っている下支えのひとつが、あと1年で消えるということです。
では10年落ち・13年落ちに値が付かないのかというと、そうではありません。年式の上限を設けていない国が受け皿として残っており、10年落ちで二桁万円台、13年落ちでも30万円台が付くのはそのためです。国内の中古販売だけを見ている業者には、この上乗せが査定に反映されません。
逆に言えば、走行が伸びた初代ヴェゼルほど、輸出ルートを持つ業者に当てたかどうかで手取りが変わります。
パノラマルーフや純正ナビは後から付けられないので、付いているなら申込の時点で必ず書き添えましょう。そのうえで、輸出の販路を持つ業者を1社は査定先に混ぜて下さい。
【査定の分かれ目】ヴェゼルで減額される3つの要因と対策

ヴェゼルの査定で減額されやすいのは、走行距離・初代i-DCDの状態・修復歴や内装のコンディションの3つです。
なかでもヴェゼル固有なのが初代i-DCDの扱いで、ここを知らずに査定へ出すと本来の評価より下げられることがあります。
先に把握しておけば、手を打てる項目は打ち、打てない項目は正しく評価してくれる業者を選ぶという形に切り分けられます。
① 走行距離は10万kmが大きな段差
ヴェゼルは走行距離が伸びるほど査定が下がりますが、最も大きな節目が10万kmの大台です。
この数字を越えた車は、国内で売る前提の業者から見ると「あとどれだけ整備費が乗るか読めない一台」に変わります。
10万kmが近い場合は、車検や距離の節目を待たず早めに査定を取るのが取りこぼさない進め方です。
ただし輸出に対応した業者なら10万km超でも需要があるため、過走行だからと諦める必要はありません。
② 初代i-DCDはリコール対策歴と整備記録が査定を分ける
初代ハイブリッド(RU3/RU4)で最も査定に響くのは、i-DCD(7速DCT)がどれだけ良好に動くかです。
発進不良のリコール対策が済んでいるか、ジャダーやクラッチの摩耗が出ていないかで、提示される金額が変わります。
対策が確認できない車両は、買い手側がリスクを織り込んで金額を下げてきます。整備記録簿で対応済みと示せれば、その引き算を避けられます。
すでに不調が出ている場合や修理費が高額になりそうな場合は、海外販路を持つ業者に出すと国内基準より上の評価が返ってくることがあります。
③ 修復歴・内装の汚れ・喫煙臭
骨格部位に及ぶ修復歴は減額幅が大きく、軽微な傷とは扱いが分かれます。
内装の汚れや喫煙臭・ペット臭も減点の対象です。査定前に車内を掃除して消臭しておくだけで印象が上がり、無用な減額を防げます。
シートの汚れやフロアマットの泥は、査定前に落としておきましょう。修復歴がある場合でも、輸出や部品取りの販路を持つ業者なら引かれ方が小さく済むことがあります。
3つを整理すると、手を打てるのは清掃と記録の準備、打てないのは走行距離と世代です。
打てない側は、それを正しく評価してくれる業者を選ぶことで埋められます。初代i-DCDや過走行の車は、輸出に強い業者を混ぜて比べると評価差がはっきり出ます。
減額の中身が見えたところで、次は下取りと買取でどれだけ金額が変わるのかを確かめましょう。
なぜディーラー下取りは安い?ヴェゼルを買取で売ると+20〜30万円の理由

ヴェゼルを販売店の下取りに出すと、買取専門店の査定より平均20万〜30万円低い額に落ち着くのが通例です。
理由は販売店の役割にあります。引き取ったヴェゼルを自分の店で売り切るのではなく、業者向けの市場へ流すため、そこで生じる費用と利幅が最初から下取り額に織り込まれているのです。
そのうえ商談の場では値引きと下取りが一つの金額にまとめられるため、下取り側だけが安いことに気づけません。仕組みと、ヴェゼルでの実際の差額を順に確かめていきましょう。
ディーラー下取りが安くなる仕組み
販売店が力を入れているのは新車を売ることで、引き取った中古車を自社でさばくのは本来の役目ではありません。
そのため下取り車の大半は業者向けの市場へ回され、出品にかかる費用や陸送費、間に入る業者の取り分がそのぶん目減りします。
対して買取専門店は、自社の販売網や輸出の販路で直接さばけます。間に挟まる費用が少ないぶん、浮いた分を査定へ回せる。ここが下取りと買取で値が開く根っこの理由です。
そのうえ新車商談では、車両値引きと下取り額がワンセットで出てきます。
下取りが相場より10万円低く出ていても、値引き幅の大きさに気を取られて見過ごしてしまう。「下取りをやめると言ったら値引きが増えた」という体験談が絶えないのも、両者が裏で一体調整されている証拠です。
妥当性を見るには、値引きと切り離して下取り単体の額を買取相場と突き合わせるしかありません。買取店の査定額という外部の物差しを1つ持っておくだけで、商談で足元を見られずに済みます。
【シミュレーション】下取りと買取の差額イメージ
では具体的にどれだけ差が出るのか、ヴェゼルの典型ケースで試算してみます。
同じ1台を下取りと買取の両方に見せると、返ってくる額はおよそ14%ずれます。ユーカーパックの相場ページには買取と下取りが同じ行に並んでいるので、その差をそのまま読み取れます。
| 年式・仕様 | 下取り → 買取 | 差額 |
|---|---|---|
| 2021年式・ハイブリッド | 202.0万円 → 222.9万円 | 20.9万円 |
| 2021年式・ガソリン | 235.8万円 → 268.6万円 | 32.8万円 |
| 2019年式・ハイブリッド | 172.6万円 → 205.5万円 | 32.9万円 |
| 2016年式・ハイブリッド | 90.2万円 → 107.2万円 | 17.0万円 |
差の20万〜30万円があれば、次の車の諸費用と当面の維持費がほぼ賄えます。
「数万円差ならラクな下取りでいい」という判断もありますが、5年落ちのヴェゼルは玉数が多く、業者ごとの提示が割れやすい車です。
しかも初代か2代目かで前提が変わるため、販売店の担当者がどちらの物差しで見積もったのかまで読み取るのは困難です。
下取り票を握ったまま数社の概算査定額を並べるだけなら、断っても費用はかかりません。どこに出すか迷ったら>>こちらを目安にして下さい。
今売るか2回目車検後か|ヴェゼルの維持費とタイミングの損益分岐

5年落ちはちょうど2回目の車検が目前に迫る時期で、「あと2年乗るために通すか、今のうちに手放すか」で揺れる人が多くなります。
先に答えを出しておくと、乗り換える気持ちが固まっているなら車検の前に手放すのが基本です。
車検に10万〜15万円かけても、その2年でさらに30万〜35万円下がるからです。中央値の動きを世代ごとに追うと、2代目は3年落ち206万円から4年落ち191万円へ年15万円、初代は7年落ち127万円から10年落ち75万円へ年17万円のペースで落ちています。
| 選択肢 | 2年間のコスト・損失イメージ |
|---|---|
| 今売る | 2代目なら193万円、初代なら135万円で売却・車検費用ゼロ |
| 車検を通して2年乗る | 車検費用10万〜15万円+2年ぶんの下落30万〜35万円=計40万〜50万円の負担増 |
車検代と通した後の値下がりを足すと負担は見た目より重くなりますが、分かれ目は結局「この先2年のうちに乗り換える可能性があるか」の一点です。
逆に、あと5年10年と乗り続けるつもりなら車検を通して構いません。損が出るのは、通してから2年以内に気が変わったときだけです。
なお初代RU後期で13年経過が近いガソリン車は、自動車税と重量税の重課も上乗せされるため、早めに手放す方が得策になります。
5年目の車検と同時に来るe:HEVバッテリー保証切れで、査定はどう変わるか
2代目に乗っている方には、2回目の車検ともう一つ重なるものがあります。e:HEVの駆動用バッテリーの特別保証が、新車登録から5年または走行10万kmで切れるという期限です(Honda公式)。
2021年式なら、車検の案内が届く時期とほぼ同時にこの保証も終わります。
ここで気になるのは「保証が切れた瞬間に査定が下がるのか」という点です。
答えは、切れた日を境に金額が落ちるわけではありません。査定を動かすのは保証の有無そのものではなく、次に乗る人が何を不安に思うかです。
保証期間内の車は、万一のときにメーカー側で対応される安心が値段に乗ります。期限を過ぎると、その安心がなくなった分を買い手が織り込むため、じわじわと下げ圧力に変わっていきます。
だから2021年式の2代目は、車検・保証切れ・走行10万kmという3つが同じ時期に重なりやすい年式だと考えて下さい。
もし保証が残っているうちに動くなら、点検記録と一緒に保証書を出して残り期間を伝えるのが有効です。切れた後でも、定期点検をきちんと受けてきた記録があれば不安を打ち消す材料になります。
車検の案内が届いたら、通す前に一度査定を取って下取りと買取を見比べておくと判断を誤りません。具体的に動きたい方は>>こちらを参考にして下さい。
売り時の見当がついたら、次は同じ車をできるだけ高く手放すための実践的なコツに移ります。
ヴェゼルを少しでも高く売るための5つのコツ

ヴェゼルを高く売る要点は、世代と装備の強みを取りこぼさず伝え、輸出を持つ業者を含めて競わせること——この2つに絞られます。
5年落ちのヴェゼルは玉数が多く業者の取り合いになりやすいため、ひと手間の準備と売り先選びで査定が20万〜30万円動きます。次の5つを押さえるだけで、下取りの提示を大きく超えやすくなります。
① 登録月とグレードを先に申告する
ヴェゼルで最初に伝えるべきは、色やオプションより「2021年の何月登録か」です。
ここが初代と2代目の境目なので、伝え漏れると初代の相場を前提に見積もられかねません。
そのうえで、プラチナホワイト・パールやプレミアムクリスタルレッドの定番色、e:HEV Z以上のグレード、パノラマルーフや純正ナビを添えます。パノラマルーフは輸出でも指名される装備なので、必ず申告して下さい。
② 査定前に車内を清掃しニオイを消す
ヴェゼルは後席とラゲッジをよく使う車なので、食べこぼしやペット・タバコのにおいが染み付きやすい車です。
査定前に車内を掃除して消臭しておくだけで、減点を防ぎ第一印象が上がります。
シートの汚れやフロアマットの泥は、できる範囲で落としてから臨みましょう。
③ 走行10万km・2回目車検の段差を超える前に売る
走行10万kmと2回目車検は、ヴェゼルの相場が一段ガクッと落ちる節目です。
距離が10万kmに届く前、車検を通す前のうちに動くのが、相場を取りこぼさない一番のコツになります。
④ 整備記録簿・リコール対応歴・スペアキーをそろえる
整備記録簿(メンテナンスノート)が残っていれば手入れの履歴がひと目で伝わり、買い手の安心につながって査定が加点されます。
初代i-DCD車は、リコール対応の履歴を示せると減額を抑えやすくなります。
あわせて取扱説明書やスペアキー、純正ナビの取説もそろえておくと万全です。
⑤ 輸出ルートを持つ業者を1社は混ぜる
ヴェゼルの場合、複数社に当てるだけでは足りません。当てる相手の中身が重要です。
国内販売しか見ない業者ばかりを3社並べても、初代や過走行の車では似たような低い額が並ぶだけだからです。
一括査定で標準的な業者の水準を掴みつつ、輸出と部品の販路を持つ専門店を1社加える。この組み合わせにして初めて、その車で出せる一番高い額が表に出てきます。
ここまで手を打てば、下取り票の数字を20万〜30万円追い越すところまで届きます。
準備した分がそのまま金額に乗るかどうかは、出す相手で決まります。ヴェゼルの世代と距離に合う売り先は>>こちらから選んで下さい。
目的別!ヴェゼルの車買取サービス3選
ヴェゼルは流通量が多く業者間の競争が起きやすいぶん、どのサービスを通すかで手取りが変わります。
ここで紹介するおすすめの買取サービス3社は全て申し込み無料。ご自身の目的や状況に応じて最適なものを選んで下さい。
MOTA車買取 — 着信を3社までに抑えて上限を探りたい人
MOTA車買取は、申し込み後に連絡してくるのが査定上位3社だけに絞られるというシステムを採用した一括査定です。
通常の一括査定は数十社から一斉に電話が鳴る事も珍しくありません。が、MOTAのシステムなら電話は最大でも3社からのみ。
金額の面では、申し込み後にマイページで最大20社の概算査定額を一覧で確認できます。開示されるのは14時59分までの申し込みで当日18時、それ以降は翌日12時というのが公式の案内です。
MOTA車買取の強み
- 電話は上位3社まで・残りは画面上で完結する
ヴェゼルは中古市場での玉数が多いぶん、旧来型の一括査定に出すと着信が集中しやすい車種です。話す相手が3社に限られていれば、仕事の合間でも対応できます。
- 最大20社の概算査定額が横並びになり、初代か2代目かの評価差が見える
2021年式は業者によって初代の物差しで見るか2代目で見るかがぶれます。20社ぶんの数字が同じ画面に並べば、自分の車がどちらの相場で評価されているかがひと目で分かります。
- 玉数の多いe:HEV Zほど競争が働きやすい
各社が事前に額を入れる方式なので、欲しがる業者が多い車ほど上位の数字が押し上がります。量販グレードのe:HEV Zや、輸出の引き合いが残るガソリンGとは相性よく噛み合います。
電話を絞れる手軽さに目が行きますが、肝心の金額にも裏づけがあります。MOTA経由で売った人の実績は下取りより平均30.3万円UPという調査結果にまとまっています。
※MOTA実施アンケート(回答数3,645件・回答期間2023年6月〜2024年5月)の平均値。個別の結果を保証するものではありません。
- 後出しの減額と、断れない契約を規約で封じている
申し込みを迷わせるのは、たいてい金額を後から削られる不安と、決めたら引き返せない不安の2つに絞られます。MOTAはこの両方を加盟店との規約で塞いでいます。
まず金額の面。申込時に登録した車両情報と実車の状態に大きな相違が無ければ、加盟店の都合で入札の下限金額を下回る額へ落とすことは認められていません(第5条1項・3項)。ヴェゼルなら走行距離と修復歴、i-DCDの不調の有無を正直に書いておけば、提示された水準がそのまま残ります。
引き返せない不安の方も規約で処理されています。契約が成立した後であっても、引き渡しの翌日までは売主側から白紙に戻せる決まりです。
その際に加盟店がキャンセル料を取ることも認められていません(第6条2項・3項/出典:MOTA公式)。他社の返事を待ってから決めたい場合でも、先に出しておいて損はないわけです。
MOTA車買取利用者の口コミ
※当サイトがクラウドワークスにて実施したアンケート調査の回答抜粋です。
雪の多い土地なので4WDで探して買った1台でした。子どもが免許を取るタイミングで手放すことにしたのですが、販売店の見積もりに納得がいかず申し込みました。
画面に並んだ額が見積もりより20万円以上上で、正直あっけにとられました。電話も3件だけだったので、夜に折り返せば済んだのも助かりました。
引用元:当サイト独自アンケート調査(40代男性・富山県/ホンダ ヴェゼル e:HEV Z 4WD・2021年式・4.5万km/220〜250万円)
2021年式のe:HEV Zで走行4.5万kmは、5年落ちの標準的な位置です。ここから10万kmまではまだ距離があるので、いま動けばグレード相応の上限に近い額を狙える段階だと言えます。
売ると決める前に、相場と各社の本気度をまとめて把握しておく。その最初の窓口として据えやすいのがMOTAです。
MOTA車買取はこんな人におすすめ → 「営業電話は増やさず、2代目ヴェゼルの本当の値段だけ先に知りたい」
ユーカーパック — 窓口をひとつに絞って静かに売りたい人
ユーカーパックは、あなたのヴェゼルを1台分の出品データにして全国の買取業者に見せて値を入れてもらう方式をとっています。
やり取りするのはユーカーパックの担当者ひとりだけ。
査定を一度受けたら、あとは各社が値を入れるのを待つかたちになり、買取店との直接交渉は発生しません。
ユーカーパックの強み
- 窓口が1社だけで、買取業者と話す場面が一度もない
申し込みから引き渡しまで、相手はユーカーパックの担当者ひとりに固定されます。買取店ごとに同じ説明を繰り返す必要も、断りの電話を入れる必要もありません。
- 全国の業者が見るので、地元にいない買い手にも届く
ヴェゼルはパノラマルーフ付きの上級グレードや定番色を指名で探している業者が全国に散らばっています。地元の数店を回るだけでは、その買い手に出会えません。
- 入会金・利用料がかからず、出品の段取りも任せられる
写真の撮影や車両情報の作成といった出品準備はユーカーパック側が引き受けます。売主がやることは、査定を1回受けて結果を待つだけです。
一方で正直に言うと、弱点は時間です。査定の立ち会いから出品、成約、入金まで数日を要するため、車検の期限が迫っているなど急ぐ事情があるならMOTAの方が向いています。
ユーカーパック利用者の口コミ
※当サイトがクラウドワークスにて実施したアンケート調査の回答抜粋です。
正直、買取店に一人で行って値段の交渉をするのが苦手でした。強く出られたら断れる自信がなかったからです。
こちらは担当の方と一度会っただけで、あとは連絡を待つだけでした。金額が出るまで数日かかりましたが、その間に催促の電話が一本も来ないのが何よりありがたかったです。
引用元:当サイト独自アンケート調査(30代女性・埼玉県/ホンダ ヴェゼル e:HEV PLaY・2021年式・3.0万km/260〜290万円)
最上位のe:HEV PLaYで走行3万km台という、2021年式では最も高く売れる部類に入る条件です。この帯は欲しがる業者が全国に散っているため、窓口を1社に絞ったまま広く見せられる方式と噛み合います。
買取店とのやり取りそのものを避けたい。その一点で選ぶなら、ユーカーパックが最も負担の少ない道です。
ユーカーパックはこんな人におすすめ → 「値段の駆け引きはしたくない。窓口はひとつで済ませたい」
【ユーカーパック車買取】
査定料や売却手数料は完全無料!💪
オークション形式だから、営業電話なしで高く売ろう!
これが車売却の新しいカタチ
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カーネクスト — 過走行・初代i-DCD・他店で値段がつかない人
カーネクストは、海外輸出と部品リサイクルの販路を自前で持つ買取専門店です。
走行10万km超・修復歴あり・初度登録が古いなど、国内販売しか見ない業者だと「値が付きません」と返ってくる車でも、輸出先の需要に乗せて買い取れます。
カーネクストの強み
- 初代ヴェゼルの行き先を自前で持っている
この記事で見てきたとおり、初代のハイブリッドはスリランカの3年枠にもケニアの8年枠にも入らないため、年式の上限を設けていない国が受け皿になります。その販路を自社で押さえている業者なら、国内で値が伸びない車にも別の物差しを当てられます。
- 0円以上の買取保証で、マイナス提示にならない
i-DCDの修理見積もりが高くついて処分を考えている場合でも、査定額がゼロやマイナスになりません。廃車費用を払う側に回る前に、一度出してみる価値があります。
- レッカーでの引き取りと手続きが無料
ジャダーが出て自走をためらう状態でも、引き取りの費用はかかりません。廃車にする場合の手続きや税金の還付手配もあわせて任せられます。
ただし但し書きが一つ。状態のいいヴェゼルであれば、競争が働くMOTAの方が高い額に届きます。カーネクストは他社で値が付かなかったときの最後の選択肢として考えて下さい。
カーネクスト利用者の口コミ
※当サイトがクラウドワークスにて実施したアンケート調査の回答抜粋です。
発進のときにガタつきが出るようになり、直すと十数万かかると言われました。近所の店では引き取りに費用が要ると説明され、半ば諦めていました。
ところがこちらでは値段が付いたうえ、積車で持って行ってもらえました。書類のやり取りも向こう任せで済んで、拍子抜けするほど早く片付きました。
引用元:当サイト独自アンケート調査(50代男性・茨城県/ホンダ ヴェゼル HYBRID X・2015年式・13.8万km/35〜50万円)
2015年式で13.8万kmとなると、国内で次の買い手を探すのは難しい段階です。それでも値が付いたのは、海外へ渡す道が残っているからにほかなりません。
処分費用を払う話になったヴェゼルでも、まだ売る側に回れる余地がある。その確認先として持っておく1社です。
カーネクストはこんな人におすすめ → 「i-DCDの不調と距離で断られた。値が付くならどこでもいい」
3社の特徴比較
3社の選び分けは、ヴェゼルの世代と走行距離、そして「いつまでに売りたいか」で決まります。
2代目で距離が浅いならMOTAかユーカーパック、初代や10万km超ならカーネクストを足す。この組み合わせなら取りこぼしません。
| サービス | 方式と電話の本数 | 向いているヴェゼル |
|---|---|---|
| MOTA車買取 | 一括査定・電話は上位3社まで | 2代目e:HEV/流通量の多いグレード |
| ユーカーパック | 全国の業者に出品・窓口は1社 | e:HEV PLaYなど条件のそろった車 |
| カーネクスト | 買取専門・輸出と部品の販路 | 初代i-DCD/10万km超/修復歴あり |
下取り額の妥当性を測りたいだけなら、まずMOTAで概算査定額を押さえるところからで十分です。
そのうえで、時間に余裕があってやり取りを避けたいならユーカーパックを、距離やi-DCDの状態が気になるならカーネクストを重ねる。ヴェゼルは世代で評価が割れる車なので、2社以上を並べた方が判断を誤りません。
ヴェゼル買取のよくある質問12選

ヴェゼルの売却で多い疑問を12問にまとめました。相場・世代・i-DCD・下取り・ローン残債まで、迷いやすい所を順に解消していきます。
とくに「初代と2代目で相場がどれだけ違うか」「i-DCDの不調や過走行でも売れるか」「一括査定の電話は殺到しないか」は、ヴェゼルを売る前に多くの方がつまずく疑問です。気になる項目から読み進めてください。
- 5年落ち(2021年式)ヴェゼルはいくらで売れますか?
-
2代目なら中央値193万円、初代なら135万円です。
2021年4月以降に登録された2代目は140万〜290万円、1〜3月に登録された初代後期は100万〜170万円が幅の目安です。
2代目のなかではガソリンGが248万〜289万円、最上位のe:HEV PLaYが209万〜279万円、量販のe:HEV Zが228万〜249万円。初代後期のHYBRID Z・Honda SENSINGは112万〜160万円まで下がります。
- ディーラー下取りと買取専門店、どっちが高いですか?
-
買取専門店の方が平均20万〜30万円高くなります。
販売店は引き取った車を業者向けの市場へ流すため、その費用と利幅が下取り額から差し引かれています。買取専門店は自社の販路や輸出で直接さばけるので、その差を査定に回せるという構図です。
- 初代(RU系)と2代目(RV系)で買取相場はどのくらい違いますか?
-
同じ2021年式でも70万円ほど変わります。
2021年式は初代RU後期と2代目RV初期が混在する切替年です。中央値で見ると2代目が193万円、初代後期が135万円。車検証の型式欄がRU1〜RU4なら初代、RV3〜RV6なら2代目です。
- 初代i-DCDのリコール未対策だと査定は下がりますか?
-
整備記録とリコール対応歴で差が出ます。
i-DCD(7速DCT)は2014年2月に発進不良のリコールが届け出され、その前後にも複数回実施されています。対策歴が確認できないと買い手がリスクを見込んで金額を下げがちです。対象かどうかは車台番号で検索でき、対応済みと示せれば減額を避けやすくなります。
- 2代目e:HEVのハイブリッドバッテリーは査定に影響しますか?
-
保証残や点検記録があれば加点になります。
e:HEVの駆動用バッテリーは新車登録から5年、または走行10万kmまでが特別保証の範囲です。2021年式はその期限を迎える年式ですが、保証の残りや点検の記録が示せればバッテリーへの不安が薄まり、査定でプラスに働きます。
- 走行10万km超のヴェゼルでも値段はつきますか?
-
はい、つきます。
年式の上限を設けていない国への輸出があり、ネクステージの実績では10万km超でも28万〜153万円の帯で成約しています。ただし国内販売中心の業者では伸びにくいため、輸出に対応した業者を含めて比べるのが前提です。
- 13年落ちのヴェゼルは税金が上がると聞きました。今売るべきですか?
-
ガソリン車は13年で重課されるため、車検前の売却が合理的です。
ガソリン車(RU1/RU2)は13年経過で自動車税が約15%、重量税が約40%重課されます。維持費が上がるので、車検を通して持ち続けるより売る方が得になりやすいです。ハイブリッド(RU3/RU4)は自動車税の重課対象外ですが、i-DCDの劣化と相場下落を踏まえると早めの売却が無難です。
- ボディカラーで査定はどれくらい変わりますか?
-
定番色と不人気色で数万円から10万円ほどの差が出ます。
プラチナホワイト・パールやブラック、2代目のプレミアムクリスタルレッドが定番です。ホワイトパールは輸出先でも好まれる色なので、国内外の両方から買い手が付きます。色は後から変えられないので、いまある色を活かして早めに動くのが有利です。
- ローンが残っていても売却できますか?
-
はい、売却できます。
買取代金でローンの残債を一括返済する代行サービスが一般的です。買取額が残債を上回ればその差額が手元に残り、下回ったときは差分を現金で入れるか新しい車のローンに組み込んで清算します。5年落ちは残価が高いので、残債を上回る人が多数です。
- 一括査定に申し込むと電話が殺到しますか?
-
サービスを選べば電話は最小限に抑えられます。
MOTAは話す相手が上位3社だけに絞られ、ユーカーパックは担当者ひとりとのやり取りで完結します。申し込んだ途端に何件も着信が来る旧来型の一括査定とは設計が違うので、電話が苦手ならこの2社から触れてみてください。
- 12年落ち(2014年式)のヴェゼルはいくらで売れますか?
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中央値は55万円前後です。
カーセンサーの2014年式は40.4万〜87.0万円で平均65.7万円、ガリバーの当月参考は44.5万円。13年落ちの56万円とほとんど変わらないので、12年目と13年目のあいだに大きな段差はありません。ただしガソリン車は13年経過で税が上がるため、その前に動くかどうかが分かれ目になります。
- ガソリンのGは今も新車価格を超えて売れますか?
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条件がそろえば超えます。ただし水準は下がっています。
ネクステージが2026年8月に買い取った2021年式のGは247.7万〜288.8万円で、新車価格227.9万円に対して109〜127%でした。
一方、業者オークションの落札を追う専門メディアの集計では、Gの残価率は2026年1月の110%がピークで直近は99%。買取の実績にはまだ余力が残っていますが、オークション側はすでに新車価格を割っています。
ここまでで引っかかりが取れたら、あとは査定を取って動き出すだけです。世代と走行距離を見て、3社のどれに出すかを決めてください。
ヴェゼルは”値持ちのよい今”のうちに買取専門店へ(まとめ)

ヴェゼルの買取相場は市場でも高めに推移しており、ディーラー下取りよりも買取専門店に出した方が20万〜30万円ぶん多く手元に残るのが実情。
高値で売りたい場合はまずは一括査定への申込みがおすすめです。
- 2021年式は2代目なら中央値193万円・幅140万〜290万円、初代なら中央値135万円・幅100万〜170万円。ガリバーの査定実績では87.8万〜274.1万円と3倍の開きがある
- 2021年式は初代RU(i-DCD)と2代目RV(e:HEV)が混在する切替年。1〜3月登録か4月以降かで70万円変わる
- 節目年式の中央値は3年落ち206万円、7年落ち127万円、10年落ち75万円、13年落ち56万円
- 年ごとの下げ幅は2代目で約15万円、初代で約17万円とほぼ同じ。5年落ちから6年落ちの44万円だけが飛び抜けるのは、2020年式に2代目が存在しないため
- 2021年式の実例ではガソリンGが最上位のe:HEV PLaYを上回り、次いでe:HEV Z。初代は2016年2月追加のHYBRID RSが標準のHYBRID Zより上に出る
- 走行10万kmが評価の分かれ目。国内販売中心の業者はここで降り、輸出を持つ業者だけが残る
- i-DCDは2014年2月のリコールを含め複数回の対策が出ており、対応歴と整備記録の有無で査定が分かれる
- e:HEVの駆動用バッテリー特別保証は新車登録から5年・走行10万kmまで。2021年式は車検と同時期に期限が来る
- ロシア向けの禁輸は1,900cc超のガソリン車と、排気量を問わないハイブリッド車が対象。1.5Lのヴェゼルはガソリンだけが線の内側に残り、2021年式Gの実例は新車価格の109〜127%
- スリランカは製造3年以内、ケニアは初回登録8年未満が輸入の条件。3年落ちのe:HEVは2026年内に、7年落ちの初代は2027年にそれぞれの枠から外れる
- ディーラー下取りは買取専門店に比べ平均20万〜30万円低い。新車値引きと抱き合わせで出るため単体の額を相場と照らす
- 乗り換えるつもりなら2回目車検を通す前の売却が軽い。通して2年乗ると車検代と下落で40万〜50万円の負担になる
- 売り先は電話を絞れるMOTA、窓口1社のユーカーパック、輸出に強いカーネクストを世代と距離で選び分ける
2026年は新車の供給が戻り、5月のスリランカの50%サーチャージで輸出の追い風も絞られたことで、ヴェゼルの相場は業者オークションの側から下がり始めています。
買取店の提示にそれが降りてくるまでには時間差があり、距離も乗るほど伸びていきます。「まだ枠の中にいる今」と「枠から外れた後」とでは、手取りに数十万円の開きが出ます。
乗らない期間があっても、税金や保険、車検の費用は止まらずに出ていきます。
まずは無料の概算査定で、いまのヴェゼルにどれだけの値が付くのかを見ておくところから始めてみて下さい。
ここまで目を通していただきありがとうございました。ヴェゼルの乗り換えや売却を考えるうえで、この記事が判断の材料になれば幸いです。


